記事一覧

ディーリアス

はじめに

ここではDigital Audio Workstation にて作成した自作MIDIの数々を紹介しています。
楽曲のほとんどは、MIDIではなくMP3ファイルにて公開しています。
MIDIファイルで公開できない理由は次のとおりです。

・ダウンロードする方々のMIDI環境が、こちらの音源構成と異なるため
(MIDI音源が違うとこちらが意図した演奏とはかけ離れた音でMIDIファイルが再生される)
・作成したMIDIファイルがGM・GM2・GS・XGなどの単体のMIDI再生音源を対象としたMIDIファイルではないため
(楽曲によって複数音源・最大100パート近くのトラックを使用したMIDI があり単体音源では再現できない)
などがその主な理由ですが、以上をご理解のうえお楽しみいただけましたら幸いです。

♪サンプルMIDI : マーラー 交響曲第2番『復活』より


使用音源:YAMAHA MU128(1台/1ポートによる演奏)

ディーリアスの音楽

ディーリアス(フレデリック)
Frederick Delius 1862 - 1934 イギリス

ディーリアスはイギリス、ロンドンの北北西に位置するブラッドフォードにて
両親がドイツ人の家系の14人兄弟のうちの4番目の子として生まれ育ちました。
オレンジ農園経営のために渡米しますが、音楽好きな一家に育ったディーリアスは結局、音楽の道を選ぶのでした。
ライプツィヒ音楽院時代には作曲家グリーグなどと親交をもち、その後26歳にてパリへ移住し
ラヴェルや画家のゴーギャンといった人たちとも親交をもちました。
「春初めてのかっこうを聞いて」や「ブリッグの定期市 - イギリス狂詩曲」、「丘を越えて遥かに」など、
色彩豊かな管弦楽曲を数多く作曲しています。

彼が体の不調を感じはじめたのは、1918年(56歳)のころで、
病状は次第に悪化し63歳ころになると作曲するのにも不自由な状態となりました。
からだの麻痺に続き、失明するなどディーリアスの病状の回復は絶望的となってしまいます。
彼の気の毒な様子をラジオで知り、ボランティアとして彼の作曲活動を手伝うことになったのが
エリック・フェンビーという青年でした。
彼はディーリアスの手となり足となり、ディーリアスの作曲活動を手伝いました。

さて、ここで紹介する音楽は「夏の夜、水の上にて歌える」という音楽なのですが、
これはディーリアスが55歳になったときの作品です。
夏になるとパリ郊外の美しい村で妻とともに隠栖して舟遊びを楽しんだというディーリアス。
第1曲はロワン河上での静かな夏の夜を、
第2曲は若き日に放浪したフロリダのセント・ジョン河における夏の夜を思い作曲されたといわれています。

♪「夏の夜、水の上にて歌える」のMIDI

  • MIDIデータ制作:YAPPY
  • MIDIデータ作成年:2002年
  • レコーディング:2006年
  • MP3変換:2010年
  • 使用音源:VSTi

♪(1)レント・マ・ノン・トロッポ

♪(2)陽気に、だが速くなく

実はこの曲はもともと無歌詞無伴奏の合唱曲であるのですが、
のちに音楽青年エリック・フェンビーが、弦楽合奏用に編曲しました。
それが「二つの水彩画」という曲です。
一般に、この曲はこちらの曲名でよく知られています。
ここで紹介したMP3は、その「二つの水彩画」の譜面を元に私がピアノ曲に適当にアレンジしたものです。
かなり無理なアレンジですので、お聴き苦しい箇所があるかもしれません。。。

後日、この曲のリコーダーアンサンブル用の楽譜が手に入りましたので、
簡単に打ち込みしてみました。
MP3ではなくXG音源用のMIDIデータです。

1.レント・マ・ノン・トロッポ (リコーダー編曲版)/ XG音源用MIDIデータ

 

2.陽気に、だが速くなく (リコーダー編曲版)/ XG音源用MIDIデータ

 
♪うまく聴けない場合は、マウスの右クリックで【対象をファイルに保存】にてダウンロードしてお聴きください。

ディーリアスの音楽は、
森や湖や川など、どこまでもきれいに澄んだ大自然の空気みたいなものを私は感じます。
自然が大好きという方は彼の音楽に是非、一度、接してみては?♪

  • お勧めのCD

私の手元にあるレコードは、『音の詩人・ディーリアス1800シリーズ』の中の「告別の歌」という一枚です。
これは、サー・マルコム・サージェント指揮/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、
「夏の夜、水の上にて歌える」は、ロバート・ティアー(テノール)、ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団の演奏です。
残念ながら、この演奏のCDは現在、見当たりません。
が、「二枚の水彩画」或いは「二つの水彩画」であれこれ検索するとこの曲のCDが見つかるかもしれません。

関連CD

オムニバス/英国音楽紀行~安らぎのカントリー・サイド編

オムニバス/英国音楽紀行~安らぎのカントリー・サイド編

トップページへ戻る